地震や台風などの災害が起きると、水道が止まってしまうことがあります。
そんなときに困らないように、あらかじめ水を家に備えておくことが大切です。
でも、「いったいどれくらいの水が必要なの?」「水にも賞味期限ってあるの?」
そんな疑問を持っている人は多いはず。
この記事では、水の備蓄量の目安や水の保存期限について、わかりやすく解説します。

この記事は次のような人におすすめだぜ!
- 災害時に水が何リットル必要か知りたい
- 水はどのくらい保存できるのか知りたい
1人あたり1日3リットルが目安。できれば7日分を用意しよう
災害が起きて水道が止まった場合、1日にどれくらいの水が必要になるか知っていますか?
答えは、1人あたり1日3リットルです。
参考:農林水産省「大事な水、どうやって備えますか?」
これには、飲み水だけでなく、ごはんを作るための水や歯みがき、うがいなどに使う水も含まれます。
そんなにいるの!!っと驚かれた人もいるかも知れません。
災害時には水や食料などの物資の支援が行われますが、発災後すぐは、道路が通れなかったり、人命救助が優先となるため「最低3日分」は備蓄しておきましょう。
ちょっと多く感じるかもしれませんが、できれば7日分の備えがあると安心です。
<3日分の場合>
3リットル × 4人 × 3日分 = 36リットル
<7日分の場合>
3リットル × 4人 × 7日分 = 84リットル
水にも賞味期限がある?保存水なら5年〜10年もつものも!

「水って腐るの?」と思うかもしれませんが、市販のペットボトルの水にも賞味期限があります。
だいたい2〜5年くらいです。
防災用として売られている「保存水」は、特別な方法で作られていて、5〜10年保存できるものもあります。
逆に、家の蛇口から出る水(水道水)をペットボトルなどに入れて保存する場合は、
3日〜1週間くらいが限度です。

水道水は雑菌が増えるおそれがあるので、長く保存するのには向いてないぜ。
飲み水を節約するために、こんなグッズも役立つ!

災害時はできるだけ飲料用の水を大切に使いたいものです。
そのためにも、飲み水以外に使う水を減らす工夫をしておくことが大切です。
- ウェットティッシュ(手や体をふくことで、洗い流す水を節約)
- 水のいらないシャンプー(髪を洗わずに清潔を保てる)
- 使い捨て食器・紙皿・紙コップ(食器を洗う水がいらない)
- 水を使わない歯みがきジェル(うがい不要で口を清潔に保てる)
こうしたグッズを備えておくと、飲み水をなるべく飲用や調理に回せるので安心です。
まとめ:水は「人×3リットル×7日分」が安心の目安
災害時、水が使えないと本当に困ります。
だからこそ、水は多めに、長持ちするものを選んで備えておくことが大切です。
- 水の目安:1日1人3リットル
- 備蓄期間:最低3日、できれば7日分
- 賞味期限:保存水は5〜10年もつものがおすすめ
- 保管場所:直射日光の当たらない涼しい場所に

今日から、あなたの家でも水の備えを始めてみませんか?
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